奈良県大和郡山市/L字型連結コンテナオフィス
仕事がはかどる機能と快適性を備えた、コンテナオフィス ——仕事のために、ちゃんと設計された「基地」 奈良県大和郡山市の中古車ショップ flontier様へ納品した、 20ftコンテナ3台をL字に連結したコンテナオフィスの施工事例です。 事務所は、ただ作業をする場所ではありません。 そこでどんな判断が行われ、どんな集中が生まれるか。 空間は、仕事の質そのものに影響します。 今回つくったのは、 業務効率を高めるための事務所であり、 同時に仕事に没頭するための基地です。

用途構成
導入のきっかけは、
既存のプレハブ事務所が手狭になり、
資料や備品の整理が追いつかなくなったこと。
ただし、単純に建て替えるという選択は取りませんでした。
社長の考えは一貫していました。
「工事のために、仕事の流れを止めたくない」
「輸入車を扱うカーショップに合う無骨さを出したい」
事務所工事で止まるのは、
業務だけではありません。
判断、スピード、チームのリズムまで止まります。
コンテナオフィスは、
設置と連結が1日で完了します。
中古車の在庫移動も1日で済み、
連結後の内装工事中も通常営業が可能。
これは単なる工法の違いではなく、
経営判断としての合理性です。
加えて、
コンテナ特有の無骨さを含めて受け入れられる感覚も、
大きな要素でした。
「整いすぎた空間より、
使いながら馴染んでいく空間のほうがいい」
そういう価値観に、コンテナは合います。
今回は、お客様の方で事前に
敷地サイズとコンテナサイズを調べ、
「何台連結できるか」まで検討されていました。
そのため打ち合わせでは、
箱のサイズよりも、中身の設計に時間をかけています。
20ftコンテナを3台、L字に連結。
敷地に在庫車両を並べるスペースを確保しつつ、
事務所として十分な面積を確保するためです。
窓は
オフィス用途では、
窓を増やしすぎると収納やレイアウトの自由度が下がります。
その代わり、
従業員用ドアをガラスドアにすることで採光を確保。
光を取りつつ、壁面を“使える面”として残しています。
図面と3Dパースを使い、
打ち合わせは計3回。仕様を詰めました。

契約後、コンテナの仕入れと加工に入ります。
今回の製作期間は約4週間。
同じ20ftコンテナでも、
開口部の位置や電源計画が変われば、
仕事の流れは大きく変わります。
空間は、
見た目よりも先に使われ方で評価されるもの。
だからこそ、細部を詰めていきます。


今回は、基礎を事前に施工していただきました。
連結コンテナでは、基礎工事を強くおすすめしています。
片側だけ沈下すると、
連結部に負荷がかかり、雨漏りの原因になるためです。
内装を施した20ftコンテナは重量が約3トン。
今回は16t吊りのラフタークレーンを使用。
クレーンと搬入トラックの動線も、
初回打ち合わせ時に確認済み。
連結案件では、
1mm単位で設置位置を調整します。
「置く」ではなく、「合わせる」作業です。

設置後、レベルを確認し、
コンテナ同士を溶接で連結します。
わずかな隙間が、
後の雨漏りにつながります。
完成後には見えない工程ですが、
この精度が、長く使えるかどうかを決めます。

設置後、内装の仕上げ工事へ。
最終的に効いてくるのは、
「どこに立つか」
「どこに手を伸ばすか」
そうした日常動作を前提に設計しています。

完成したのは、
見せるための事務所ではありません。
仕事を前に進めるための空間です。
プレハブでは満たされなかった部分を、
コンテナという選択で補う。







あなたのスイッチを入れる場所、一緒に考えませんか。
本気で向き合いたいと思っていただけた方は、ぜひ一度、お話を聞かせてください。